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夜は、まだ伸びしろのある時間です。
——なぜ、夜なのか。三つの調査から。
「夜が面白い街にしたい」というのは、私たちの気分の話でもあります。
ただ、気分だけで企業の予算は動きません。
ここには、私たちがその判断のもとにしている調査を置いておきます。
SURVEY 01
不満の上位に、夜がある。
訪日経験者に「日本旅行で不満だった点」を尋ねた調査があります。そこに「ナイトライフ体験」が、繰り返し上位で挙がっています。平成28年度版では7位、2019年度版では全51項目中6位(全体の6%)。上位を占めるのは言語や価格といった旅行環境の問題で、街の側で用意できる体験への不満としては、ナイトライフが最上位に近い位置にあります。(DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査)
訪日経験者が「日本旅行で不満だった点」
訪日経験者が「日本旅行で不満だった点」 | 順位 | 不満だった点 | 分類 |
| 1 | 英語の通用度 | 旅行環境 |
| 2 | 母国語の通用度 | 旅行環境 |
| 3 | 旅行代金 | 旅行環境 |
| 4 | 日本の酒(日本酒・焼酎) | 観光資源 |
| 5 | 外貨両替 | 旅行環境 |
| 6 | 現地の人が普段利用している安価な食事 | 観光資源 |
| 7 | ナイトライフ体験 | 観光資源 |
| 8 | ブランド品や宝飾品のショッピング | 観光資源 |
| 9 | 携帯電話や通信機器の利便性 | 旅行環境 |
| 10 | 伝統的なスポーツの観戦 | 観光資源 |
出典:DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(平成28年度版)をもとに作成された図表
1・2・3・5・9位は言語や価格、通信といった「旅行環境」への不満です。街の側で用意できる体験そのものへの不満に絞ると、ナイトライフは上位に入ります。
調査年によって順位は動きます。平成28年度版では7位、2019年度版では全51項目中6位(全体の6%)でした。いずれも日本全体の訪日経験者を対象とした調査です。
SURVEY 02
「したい」と「した」のあいだ。
同じ調査では、「体験したい」と答えた人の数に対して、
「実際に体験した」人の数が大きく下回る項目として、
ナイトライフが挙がっています。
やりたい人がいないのではなく、受け皿が足りていない、ということです。
体験したい
実際に体験した
2023年調査に見られる差の模式。実数の比率ではありません。 SURVEY 03
5つの都市が、同じ答え。
もうひとつの調査では
東京都が、ロンドン、ニューヨーク、上海、ソウル、シンガポールに住む
東京を訪れたことのある人に、「東京の夜に、今後充実してほしいこと」を尋ねた調査です。
答えは5都市で共通していました。1位は店でも設備でもなく、夜の過ごし方の提案でした。
東京都「東京のナイトライフ観光に関するインターネット調査」(平成30年11月)↗
鶯谷・根岸の路地。